サスティナブルでヘルシーなうまい日本の魚プロジェクト

Sustainable, Healthy and “Umai” Nippon seafood project

サスティナブルでヘルシーな
うまい日本の魚プロジェクト

資源の状態

メカジキ(岩手県)

対象種の資源生物研究・モニタリング・評価手法

 メカジキは重要な水産種であり、資源生態に関する調査研究は古くから進められ、分布・回遊、年齢・成長・寿命、成熟・産卵に関する知見が得られている。漁獲量・努力量データの収集、科学調査、漁獲実態のモニタリングも毎年行われている。このように定期的に収集される漁業調査データに基づき、各国の漁業種別漁獲量と資源量指数が推定され、統合モデル(SS3)を使用した資源評価が3年ごとに実施されている。資源評価の内容は北太平洋まぐろ類国際科学委員会(ISC)で検討されている。

引用文献▼ 報告書

対象種の資源水準と資源動向

 中西部北太平洋系群の資源水準・動向は、高位・安定と考えられた。

引用文献▼ 報告書

対象種に対する漁業の影響評価

 中西部北太平洋系群については、資源は乱獲状態になく、漁獲も過剰漁獲状態ではないとされた。このことから、これまでWCPFC(中西部太平洋まぐろ類委員会)北小委員会では、管理措置導入の議論は行われていなかったが、2018年9月のWCPFC北小委員会において、本資源の管理目標について、資源量を最大持続生産水準に維持しつつ漁業を発展させることを目的とすることが合意された。ただし限界管理基準については、合意に至らなかった。

引用文献▼ 報告書